目次

「舞っているように身軽く立ち働き」

Page Type Example
Example ID a2023
Author 太宰治
Piece 「ヴィヨンの妻」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 440

Text

そうしてただもう、くるくると羽衣一まいを纏(まと)って舞っているように身軽く立ち働き、自惚れかも知れませぬけれども、その日のお店は異様に活気づいていたようで、私の名前をたずねたり、また握手などを求めたりするお客さんが二人、三人どころではございませんでした。

Context Focus Standard Context
舞っている (立ち働き)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 舞う = 働く 働く=舞う

Grammar

Construction AようにB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A ように B 様-類似-連用形

Pragmatics

Category Effect
人物描写 (description of a character) 動きの軽やかさを描く。
イメジャリー・イメージ (imagery) 軽やかな動きの典型的な行為である踊りによそえることで働きぶりを表現する。