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「売り上げの金はすぐ右から左へ仕入れに注ぎ込んで」

Page Type Example
Example ID a2017
Author 太宰治
Piece 「ヴィヨンの妻」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 430

Text

いまはもう私どもも、仕入れに金がかかって、家の中にはせいぜい五百円か千円の現金があるくらいのもので、いや本当の話、売り上げの金はすぐ右から左へ仕入れに注ぎ込んでしまわなければならないんです。

Context Focus Standard Context
売り上げの金は 注ぎ込んで (支払って)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 注ぐ = 支払う 支払う=つぐ

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
カテゴリー転換 (-) 売り上げで得た金を紙幣や硬貨として離散的な物の集合と見るのではなく、液体のように切れ目のない連続的なものと捉え、仕入れで全てひとまとめに使い切ってしまうという印象を与える。