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「言わばロックを支配している星を」

Page Type Example
Example ID a1950
Author 芥川龍之介
Piece 「河童」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 352

Text

『では何を恐れているのだ?』『何か正体の知れないものを、――言わばロックを支配しているを。』『どうも僕には腑に落ちないがね。』『ではこう言えばわかるだろう。ロックは僕の影響を受けない。が、僕はいつの間にかロックの影響を受けてしまうのだ。』

Context Focus Standard Context
ロックを支配している (力の源)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 源=星

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬物法・結晶法 (hypostatization) ロックという人物の思考や行動に強い影響を与える根源的な存在を、周囲の物体を引力で引きつける星というかたちで具象化する表現。
イディオム・慣用表現 (idiom) 「〜の星のもとに生まれる」という定型表現を想起させる。