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「私は連夜徹夜しているから番犬のようなものだ」

Page Type Example
Example ID a1825
Author 坂口安吾
Piece 「湯の町エレジー」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 361

Text

私は連夜徹夜しているから番犬のようなものだ。音響と同時に野球のバットと懐中電燈を握りしめて、とびだした。

Context Focus Standard Context
番犬 (私)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 番犬 = 我=犬

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B は-既出のものに関する判断の主題
2 B の[ようなものだ] の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ような[ものだ] 様-類似-連体形
4 B [のような]もの[だ] 対象(たいしょう)
5 B [のようなもの]だ だ-断定・指定-終止形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 番犬という家の状態を見張る役割を持った存在に自身を比することで、連日連夜徹夜しており、常に家庭の状態に対して意識的であったことを示している。