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「金毛の兎が遊んでいるように見える枯萱山(かれかれやま)」

Page Type Example
Example ID a1213
Author 梶井基次郎
Piece 「闇の絵巻」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 49

Text

昼間は金毛の兎が遊んでいるように見える谿(たに)向こうの枯萱山(かれかれやま)が、夜になると黒ぐろとした畏怖に変わった。

Context Focus Standard Context
金毛の兎が遊んでいる (枯萱山)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 金色 = 昼=金色

Grammar

Construction Aように見えるB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A ように[見える] B 様-類似-連用形
2 A [ように]見える B 判ずる・判じる(はんずる・はんじる)

Pragmatics

Category Effect
自然描写 (description of nature) 昼の明るい光にきらめく枯れた萱の黄金色やふさふさとした質感を比喩手に描写する。
イメジャリー・イメージ (imagery) 枯れ山の様子を、金毛の兎という黄金色とふさふさ感を兼備した生物のイメージによって表現する。