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「美しい枯れた音がした」

Page Type Example
Example ID a1201
Author 梶井基次郎
Piece 「ある心の風景」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 294

Text

喬は腰に朝鮮の小さい鈴を提げて、そんな夜更け歩いた。それは岡崎公園にあった博覧会の朝鮮館で友人が買って来たものだった。銀の地に青や赤の七宝がおいてあり、美しい枯れた音がした。

Context Focus Standard Context
枯れた (かわいた)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 枯れた = かわいた からから=干からびた

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
共感覚表現・共感覚的比喩 (synesthesia) 鈴のかろやかでかすかな音を、水が涸れて乾いたような音として描写する。