Page Type | Example |
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Example ID | a1097 |
Author | 坂口安吾 |
Piece | 「FARCEに就て」 |
Reference | 『坂口安吾』 |
Pages in Reference | 57 |
「諦めを肯定し、溜息を肯定し、何言ってやんでいを肯定し、と言ったようなもんだよを肯定し——つまり全的に人間存在を肯定しようとすることは、結局、途方もない混沌を、途方もない矛盾の玉を、グイとばかりに呑みほすことになるのだが、しかし決して矛盾を解決することにはならない、人間ありのままの混沌を、永遠に肯定しつづけて止まない所の根気のほどを、呆れ果てたる根気の程を、白熱し、一人熱狂して持ちつづけるだけのことである。」
Context | Focus | Standard | Context |
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と言ったようなもんだよ | () | を肯定し |
Category | |
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1 | 品詞転換 (conversion) |
2 | 挙例法・例証・範例 (example) |
3 | 評価 (evaluation) |
4 | ユーモア (humour) |
5 | 臨時語 (nonce word) |
Source | Relation | Target | Pattern |
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Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Category | Effect |
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挙例法・例証・範例 (example) | 「と言ったようなもんだよ」というような言い回しをする人を例として、肯定の網羅性を示している。 |
評価 (evaluation) | 「と言ったようなもんだよ」というような言い回しも肯定するということは、このような言い回しをする人も肯定する態度を持ったものであるという捉え方を示す。 |
ユーモア (humour) | 具体的な発話を唐突に肯定する目的語として取ることで、おかしみを喚起する。 |
臨時語 (nonce word) | 「と言ったようなもんだよ」という句を臨時的に目的語としている。 |