Page Type | Example |
---|---|
Example ID | a1069 |
Author | 坂口安吾 |
Piece | 「FARCEに就て」 |
Reference | 『坂口安吾』 |
Pages in Reference | 44 |
「しかし一般には、笑ひは泪(なみだ)より内容の低いものとせられ、当今は、喜劇(コメディ)というものが泪の裏打ちによってのみ危く抹殺を免かれているくらいであるから、道化(ファルス)のごとき代物は、芸術の埒外(らちがい)へ、投げ捨てられているのが普通である。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
喜劇というものが | 抹殺 | (排斥されるの) | を免れている |
Construction | |
---|---|
Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|
Preceding | Morpheme | Following | Usage |
---|
Category | Effect |
---|---|
迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis) | ある芸術のジャンルが無視され芸術から排斥されるという社会的な傾向を、「抹殺」という物理的影響を伴う行為によって力動的に表現している。 |
擬人法 (personification) | 芸術を殺すことのできる存在として表現する。 |