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「文学士がこれじゃ見っともない」

Page Type Example
Example ID a0928
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 66

Text

君釣りに行きませんかと赤シャツがおれに聞いた。赤シャツは気味の悪(わ)るいように優しい声を出す男である。まるで男だか女だか分(わか)りゃしない。男なら男らしい声を出すもんだ。ことに大学卒業生じゃないか。物理学校でさえおれくらいな声が出るのに、文学士がこれじゃ見っともない。

Context Focus Standard Context
文学士 (赤シャツ先生) がこれじゃ見っともない

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 文学士 > 文学者>彼

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
当てこすり (innuendo) エリートにもかかわらず、不甲斐ないことを貶している。
あだ名 (nickname) 個人を称号で呼ぶ。