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「由の音を聞くに、南音に非ずして北声に類するものだ」

Page Type Example
Example ID a0923
Author 中島敦
Piece 「弟子」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 48

Text

昔舜は五絃琴を弾じて南風の詩を作った。南風の薫ずるやもって我が民の慍を解くべし。南風の時なるやもって我が民の財を阜にすべしと。今由の音を聞くに、誠に殺伐激越、南音に非ずして北声に類するものだ。

Context Focus Standard Context
北声 (殺伐とした音)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 > 冷たい 東西>あつい
2 冷たい = 殺伐 殺伐=あつい

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
対照法・対照 (antithesis) 暖かな印象を与える「南音」に対して、殺伐とした音として表している。