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「千も万もででるもんだ」

Page Type Example
Example ID a0912
Author 宮沢賢治
Piece 「双子の星」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 17

Text

『星さん星さん一つの星で出ぬもんだ。千も万もででるもんだ。』 下で別の子供が叫んでいます。もう西の山はまっ黒です。あちこち星がちらちら現われました。

Context Focus Standard Context
千も万も (非常に多く) ででる

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 千万 > 多い 万>多い

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
過大誇張 (auxesis) 星が一つで出現するのではなく、大量の集まりで出現することを、桁の大きな数字である「千」「万」を用いることで表現する。
対照法・対照 (antithesis) 「千」「万」という数字を使うことで、直前の「一」と対比される効果がある。