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「慎しみ深い心の袋」

Page Type Example
Example ID a0829
Author 坂口安吾
Piece 「村のひと騒ぎ」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 43

Text

私達の慎しみ深い心の、つまりは、罪障深い良心と呼ばれるものに訊き合わしても、——いや、これは失礼! 私自身の悪徳を神聖な諸兄に強いたことは大変私の間違いであったが。

Context Focus Standard Context
慎み深い心

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 心=袋

Grammar

Construction AのB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B の-同格(同じ内容)

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 心という抽象的な存在を袋に比し、袋が持つ〈物を入れる〉などの機能に際立ちを与える。
擬物法・結晶法 (hypostatization) 心という抽象的な存在に、典型的な袋が有する大きさや柔らかさといった物理的な特性が感じられる。