目次

「蒼空のような夢」

Page Type Example
Example ID a0826
Author 坂口安吾
Piece 「村のひと騒ぎ」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 42

Text

そして私はその窓を通って、蒼空のような夢のさなかへ彷徨(さまよ)うてゆく私の心を眺めた。

Context Focus Standard Context
蒼空

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 蒼空 = 夢うつつ=空

Grammar

Construction AのようなB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 蒼空という開放性を持つ事物に比することで、東京の閉塞した空気に対して、発話者が逃げ出ていった夢が開放的な空気に満ちているという印象を与える。