目次

「マッチ箱のような汽車」

Page Type Example
Example ID a0798
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 26

Text

乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。

Context Focus Standard Context
マッチ箱 汽車

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 マッチ箱 = 汽車 動力車=はし箱

Grammar

Construction AのようなB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
評価 (evaluation) 汽車をそれよりも価値的に劣るマッチ箱に比することで、発話者が当該の汽車に対して抱く〈チープである〉などの軽蔑的な評価を提示する。大きさも全く異なる事物を引き合いに出すことで、当該人物の心内における極めて低い評価であることを示す。
イメジャリー・イメージ (imagery) マッチ箱の四角の形状を換気することで、汽車の構造の簡素さを示す。