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「竜巻は矢のように高く高くはせのぼりました」

Page Type Example
Example ID a0768
Author 宮沢賢治
Piece 「双子の星」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 32

Text

竜巻はもう頭をまっくろな海の上に出しました。と思うと急にバリバリバリッと烈しい音がして竜巻は水と一所にのように高く高くはせのぼりました。

Context Focus Standard Context
竜巻 高く高くはせのぼりました

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 竜巻 旋風=矢

Grammar

Construction AはBのようにC
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A C は-既出のものに関する判断の主題
2 B の[ように] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ように C 様-類似-連用形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 竜巻が他の方向にぶれることなく、あっという間に一直線に伸びあがっていく様子を、矢のイメージを用いて説明する。