目次

「東の空はまるで白く燃えているようです」

Page Type Example
Example ID a0646
Author 宮沢賢治
Piece 「双子の星」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 8

Text

ポウセさん。もういいでしょう。東の空はまるで白く燃えているようですし、下では小さな鳥なんかもう目をさましている様子です。

Context Focus Standard Context
東の空は 白く燃えている (明るい)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 燃える = 明るい 明るい=燃やす

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B は-既出のものに関する判断の主題
2 まるで B ちょうど(ちょうど)
3 B ようだ 様-類似-終止形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 朝日の白い輝きの強さを火の燃焼の輝きの強さという身近な事象に比することで分かりやすく表現する。
明晰 (clarity) 燃焼の輝きを引き合いに出すことで、東の空の輝きの強さや色合いが具体的に想起される。
風景描写 (scene-description) 東の空の様子が視覚的に描かれている。