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「ゆるゆる歩いて明るいうちに早くおうちへお帰りなさい」

Page Type Example
Example ID a0641
Author 宮沢賢治
Piece 「双子の星」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 14

Text

二人は大烏を急いで流れへ連れて行きました。そして奇麗(きれい)に傷口を洗ってやって、その上、傷口へ二三度香かぐわしい息を吹きかけてやって云いました。『さあ、ゆるゆる歩いて明るいうちに早くおうちへお帰りなさい。これからこんな事をしてはいけません。王様はみんなご存じですよ。』

Context Focus Standard Context
ゆるゆる (ゆっくり) 歩いて

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 ゆるゆる > 歩く 緩い>歩く

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
暗示引用 (allusion) 「ゆるい」という語を想起させ、歩く速度が遅いことを暗示する。
類像性・イコン性 (iconicity) 「ゆる」の繰り返しから、歩く時間の長さが感じられる。