目次

「白壁の点綴(てんてつ)する」

Page Type Example
Example ID a0586
Author 谷崎潤一郎
Piece 「吉野葛」
Reference 『谷崎潤一郎』
Pages in Reference 226-227

Text

そして上流の左の岸に上市の町が、うしろに山を背負い、前に水を控えたひとすじみちの街道に、屋根の低い、まだらに白壁の点綴(てんてつ)する素朴な田舎家の集団を成しているのが見える。

Context Focus Standard Context
白壁 (白壁の家) の点綴する

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 白壁 > 壁>住居

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
描写 (description) 白い壁が際だって見えるという視界を表現している。
側写法 (metalepsis) 「白壁」への言及により、それを特徴的な一部とする家屋の姿を想起させる。