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「東京の塵埃(じんあい)を背後(うしろ)にした」

Page Type Example
Example ID a0547
Author 幸田露伴
Piece 「観画談」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 102

Text

切詰めた予算だけしか有しておらぬことであるから、当人は人一倍困悶(こんもん)したが、どうも病気には勝てぬことであるから、暫く学事を抛擲(ほうてき)して心身の保養に力めるが宜いとの勧告に従って、そこで山水清閑の地に活気の充ちた天地の灝気(こうき)を吸うべく東京の塵埃(じんあい)を背後(うしろ)にした。

Context Focus Standard Context
東京の 塵埃 東京 を背後(うしろ)にした

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 塵埃 > 東京 ちり>江戸

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
象徴・シンボル (symbol) 病気を治すために空気の悪い東京を離れるため、空気の悪さを象徴する塵埃に焦点をあてている。