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「出たければ勝手に出るがいい」

Page Type Example
Example ID a0432
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 63

Text

さっき、ぶつけた向脛(むこうずね)を撫(な)でてみると、何だかぬらぬらする。血が出るんだろう。血なんか出たければ勝手に出るがいい

Context Focus Standard Context
血なんか 出たければ勝手に出るがいい (流れても構わない)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 人間 = 血=人間

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
呼びかけ法・頓呼法 (apostrophe) 血という非有生物に呼び掛けている。
擬人法 (personification) 傷口から流れ出る血液が、血液自体の意思によって流れ出ているかのような印象を与える。