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「この溝はどうしようもない」

Page Type Example
Example ID a0423
Author 中島敦
Piece 「弟子」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 89

Text

子路はちょっと顔を曇らせた。夫子のした事は、ただ形を完(まっと)うするために過ぎなかったのか。形さえ履(ふ)めば、それが実行に移されないでも平気で済ませる程度の義憤なのか?教を受けること四十年に近くして、なお、このはどうしようもないのである。

Context Focus Standard Context
この (不一致) はどうしようもない

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 不一致 乖離=すき

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
心理描写 (psychological-description) 二者の間に欠落した部分が障害として存在しているという心理的な隔たりが表されている。
イメジャリー・イメージ (imagery) 二者の間に欠落した部分が障害として存在しているという心理的な隔たりが、溝という具体物によって表されている。