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「ちょっと細君の心の味が見えていた」

Page Type Example
Example ID a0365
Author 幸田露伴
Piece 「太郎坊」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 12

Text

膳の上にあるのは有触れた鯵の塩焼だが、ただ穂蓼を置き合せたのに、ちょっと細君の心のが見えていた。

Context Focus Standard Context
心の (個性)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 個性 性格=味

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
異例結合 (-) 「心の味」という通常ではない修飾関係を結んでいる。それにより、鯵の塩焼きに穂蓼を置き合せるという細君の心遣いから、彼女に独特の個性が見て取れたことが表現されている。
人物描写 (description of a character) 彼女に独特の個性が見て取れたことが表現されている。