Page Type | Example |
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Example ID | a0312 |
Author | 夢野久作 |
Piece | 「いなか、の、じけん」 |
Reference | 『夢野久作全集第1』 |
Pages in Reference | 80 |
「見るとそれはこの別荘の若大将夫婦で、たった今ボート乗りから帰って来たものらしく、二人とも眩しいほど白い洋服を着て、濡れ草履を穿いて、ニコニコしながら突立っていた。」
Context | Focus | Standard | Context |
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眩しい | 白い |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Source |
B | Target |
C | Elaboration |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | A | ほど | B | ほど-動作や状態の程度 |
2 | B | - | C | 統語関係 |
Category | Effect |
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過大誇張 (auxesis) | 当該人物が着ている服の白さを際立たせるために、発光を引き合いに出し、その光の強さで白さを強調的に表現する。 |
人物描写 (description of a character) | 真っ白であることを強調するとともに、それを身に着けた相手から受けるいきいきとした印象も伝えている。 |
明晰 (clarity) | 眩しさを引き合いに出すことによって、「若大将夫婦」が着ていた洋服の白さを具体的に想起させる。 |