Page Type | Example |
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Example ID | a0298 |
Author | 夢野久作 |
Piece | 「いなか、の、じけん」 |
Reference | 『夢野久作全集第1』 |
Pages in Reference | 72 |
「文作はそれを、何の気もなく月あかりに抓み出しながら、泥を払い落してみると、それは魚よりすこし大きい位の背骨の一部だったので、文作は身体中の血が一時に凍ったようにドキンとした。」
Context | Focus | Standard | Context |
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身体中の血が一時に凍った | ドキンとした |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Elaboration |
B | Source |
C | Target |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | A | は | C | は-既出のものに関する判断の主題 |
2 | B | ように | C | 様-類似-連用形 |
Category | Effect |
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イメジャリー・イメージ (imagery) | 「一時に凍った」という温度にまつわる表現によって、血という人間の生命活動の基礎が停止するというイメージを提示することで、驚きによって一時的に思考や動作が停止してしまったかのような印象を与える。 |
誇張法 (hyperbole) | 「一時に凍った」という温度にまつわる表現から、一時的に思考や動作が停止したものとして表現することで、当該の驚きの甚だしさが際立たせられている。 |