Page Type | Example |
---|---|
Example ID | a0285 |
Author | 夢野久作 |
Piece | 「いなか、の、じけん」 |
Reference | 『夢野久作全集第1』 |
Pages in Reference | 62 |
「死んだ赤子の片足を半分ばかり生み出したまま、苦悶しいしい絶息したらしく、両手の爪をボロ畳に掘り立てて、全身を反り橋のように硬直させていた。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
反り橋 | 全身 |
Category | |
---|---|
1 | 直喩・シミリ (simile) |
2 | イメジャリー・イメージ (imagery) |
3 | アナロジー・類推 (analogy) |
4 | 人物描写 (description of a character) |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|---|
A | Target |
B | Source |
C | Elaboration |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
---|---|---|---|---|
1 | A | を | C | を-目的・目標(他動詞) |
2 | B | の[ように] | C | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 |
3 | B | [の]ように | C | 様-類似-連用形 |
Category | Effect |
---|---|
イメジャリー・イメージ (imagery) | 直線性と反り返りを有する事物である反り橋を引き合いに出すことで、出産しようとして力み、体が一直線になって反り返ったまま亡くなって硬直した様子が視覚的に想起できる。 |
アナロジー・類推 (analogy) | 反り橋の構造を想起させることで、硬直した全身の姿勢が分かりやすくなっている。 |
人物描写 (description of a character) | 反り橋になぞらえることで、反り返ったまま亡くなって硬直した身体の様子を描写する。 |