目次

「身のまわりの事ぐらいは足腰が立ちます」

Page Type Example
Example ID a0271
Author 夢野久作
Piece 「いなか、の、じけん」
Reference 『夢野久作全集第1』
Pages in Reference 56

Text

『その娘夫婦が東京に孫を見に来い見に来いと云いますけれども、まあなるたけ若い者の足手まといになるまいと思うて、この通りどうやらこうやらしております。自分の身のまわりの事ぐらいは足腰が立ちますので……娘夫婦もこの頃はワタシに負けて、その中に孫を見せに帰って来ると云うておりますが……』

Context Focus Standard Context
身のまわりの事ぐらい 足腰が立ちます (用を足せる)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 立つ > 務める 立つ>任に当たる

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 老いが進むと、立つこともままならないが、そこまではいっていないと表現することで、老人らしさが増す。
アナロジー・類推 (analogy) 足腰が身体を支えるという関係になぞらえることによって、身の回りの世話が生活を支えるという関係が示唆されている。