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「腹の中まで惚れさせる」

Page Type Example
Example ID a0191
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 142

Text

表向きは赤シャツの方が重々もっともだが、表向きがいくら立派だって、腹の中まで惚れさせる訳には行かない。

Context Focus Standard Context
腹の中まで 惚れさせる (信用させる)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 惚れる = 信用する 信用する=好き合う

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 赤シャツへの信用が、異性への好意のような強い感情を伴うものであるかのような印象を与える。
アナロジー・類推 (analogy) 特定の相手に惚れると他の異性が目に入らなくなるという心的状況を引き合いに出すことによって、赤シャツが周囲の人間からの信用を得てしまうと、自分自身の言うことは聞いてもらえなくなる、という敵対関係の認識が見てとれる。