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「そりゃあなた、大違いの勘五郎(かんごろう)ぞなもし」

Page Type Example
Example ID a0188
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 133

Text

『好んで行くて、誰がぞなもし』『誰がぞなもしって、当人がさ。古賀先生が物数奇に行くんじゃありませんか』『そりゃあなた、大違いの勘五郎(かんごろう)ぞなもし』『勘五郎かね。だって今赤シャツがそう云いましたぜ。それが勘五郎なら赤シャツは嘘つきの法螺右衛門(ほらえもん)だ』

Context Focus Standard Context
大違いの勘五郎 (大違い)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
虚辞・むだ口 (expletive) 「大違い」という語に「勘五郎」という無関係な人名が慣用的に付加されており、滑稽さが感じられる。