目次

「発句(ほっく)は芭蕉(ばしょう)か髪結床(かみいどこ)の親方のやるもんだ」

Page Type Example
Example ID a0186
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 132

Text

しまいに話をかえて君俳句をやりますかと来たから、こいつは大変だと思って、俳句はやりません、さようならと、そこそこに帰って来た。発句(ほっく)は芭蕉(ばしょう)か髪結床(かみいどこ)の親方のやるもんだ。数学の先生が朝顔やに釣瓶(つるべ)をとられてたまるものか。

Context Focus Standard Context
発句(ほっく)は 芭蕉(ばしょう) ()

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 芭蕉 > 俳句 紫式部>俳句

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
評価 (evaluation) 俳諧の祖として知られる松尾芭蕉を引き合いに出すことで、俳句は自分のようなものが手を出すべきものではないという評価を暗示している。
定義 (definition) 発句がどのようなものであるのか、芭蕉を引き合いに出して定義している。