目次

「万巻の書に目をさらしつつ」

Page Type Example
Example ID a0130
Author 中島敦
Piece 「文字禍」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 191

Text

その日以来、ナブ・アヘ・エリバ博士は、日ごと問題の図書館(それは、その後二百年にして地下に埋没し、更に二千三百年にして偶然発掘される運命をもつものであるが)に通って万巻の書に目をさらしつつ研鑽に耽った。

Context Focus Standard Context
万巻の (多くの)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 > 多い 万>多い

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
過大誇張 (auxesis) 読破した書籍の大量さを、「万」という代表的な桁の大きな数字を提示することで表現する。