目次
「雨が甚(ひど)くなりまして渓(たに)が膨れてまいりました」
Text
Rhetoric
Semantics
Grammar
Pragmatics
「雨が甚(ひど)くなりまして渓(たに)が膨れてまいりました」
Page Type
Example
Example ID
a0088
Author
幸田露伴
Piece
「観画談」
Reference
『幸田露伴』
Pages in Reference
118
Text
「御やすみになっているところを御起しして済みませんが、夜前(やぜん)からの雨があの通り甚(ひど)くなりまして、渓(たに)が俄(にわか)に
膨れて
まいりました。」
Context
Focus
Standard
Context
雨があの通り甚(ひど)くなりまして、渓(たに)が
膨れて
(増水して)
まいりました
Rhetoric
Category
1
隠喩・メタファー (metaphor)
2
カテゴリー転換 (-)
Semantics
Source
Relation
Target
Pattern
1
膨れる
=
増水する
氾濫する=膨れる
Grammar
Construction
Mapping Type
Lexical Slots
Conceptual Domain
Preceding
Morpheme
Following
Usage
Pragmatics
Category
Effect
カテゴリー転換 (-)
渓に流入する水量の増加が、そこにもともと溜まっていた水の体積それ自体の増加として表現されている。体積を拡張する水の圧力が感じられる。
用例一覧
,
幸田露伴
,
「観画談」
,
『幸田露伴』
,
隠喩・メタファー (metaphor)
,
カテゴリー転換 (-)
,
氾濫する=膨れる
,
膨れる(ふくれる)
,
氾濫する(はんらんする)
,
A-Tamaru
,
M-Sato
,
T-Komatsubara
,
Y-Hirakawa