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「予も無限の離愁を抱きつつ」

Page Type Example
Example ID a0005
Author 芥川龍之介
Piece 「開化の殺人」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 216

Text

儒教主義の教育を受けたる予も、また桑間濮上(そうかんぼくじょう)の譏(そしり)を惧れたるを以て、無限の離愁を抱きつつ、孤笈飄然(こきゅうひょうぜん)として英京に去れり。

Context Focus Standard Context
無限の (大きな) 離愁

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 尽きぬ = 深刻 深刻=無数

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
過大誇張 (auxesis) 非物理的存在としての感情(離愁)を、「無限」と形容することで、その感情がとどまるところを知らない様を描写している。
擬物法・結晶法 (hypostatization) 主体が感情を具体物として保持しているように感じられる。